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2010/07/22

#225 CELL


書式
CELL(検査の種類, [対象範囲])

概要
セルの書式、位置、または内容に関する情報を返す関数。

引数
検査の種類必須。返されるセル情報の種類を指定する文字列値を指定。 この種類によって、返される戻り値の内容も変わるので、以下の戻り値欄にて、設定可能な文字列を同時に説明する。
対象範囲省略可能。情報が必要なセル。この引数を省略した場合、最後に変更されたセルについて、検査の種類引数に指定した情報を返す。対象範囲がセル範囲の場合、その範囲の左上隅のセルに関する情報だけが検査対象となる。

補足/解説
以下に、検査の種類に対応した戻り値を一覧する。
検査の種類
戻り値
"address"
対象範囲の左上隅にあるセルの参照を表す文字列
"col"
対象範囲の左上隅にあるセルの列番号
"row"
対象範囲の左上隅にあるセルの行番号
"contents"
対象範囲の左上隅にあるセルの値 (数式ではない)
"filename"
対象範囲を含むファイルのフル パス名 (文字列)。対象範囲を含むワークシートが保存されていなかった場合は、空白文字列 ("")
"width"
小数点以下を切り捨てた整数のセル幅。セル幅の単位は、既定のフォント サイズの 1 文字の幅と等しくなる
"color"
負の数を色で表す書式がセルに設定されている場合は 1。それ以外の場合は 0 (ZERO)
"parentheses"
正の値またはすべての値をかっこで囲む書式がセルに設定されている場合は 1。それ以外の場合は 0 (ZERO)
"protect"
セルがロックされている場合は 1、ロックされていない場合は 0 (ZERO)
"prefix"
セルの "文字位置" に対応する文字列定数
含む条件具体値
左詰めの文字列を含む単一引用符 (')
右詰めの文字列を含む二重引用符 (")
中央揃えの文字列を含むキャレット (^)
両揃えの文字列を含む円記号 (¥)
上記以外空白文字列 ("")
"type"
セルに含まれるデータのタイプに対応する文字列定数
セルのタイプ具体値
空白b ( Blank )
文字列定数l ( Lable )
上記以外v ( Value )
"format"
セルの表示形式に対応する文字列定数
表示形式具体値
全般"G"
0"F0"
#,##0",0"
0.00"F2"
#,##0.00",2"
$#,##0_);($#,##0)"C0"
$#,##0_);[赤]($#,##0)"C0-"
$#,##0.00_);($#,##0.00)"C2"
$#,##0.00_);[赤]($#,##0.00)"C2-"
0%"P0"
0.00%"P2"
0.00E+00"S2"
# ?/? または # ??/??"G"
m/d/yy または m/d/yy h:mm または mm/dd/yy"D4"
d-mmm-yy または dd-mmm-yy"D1"
d-mmm または dd-mmm"D2"
mmm-yy"D3"
mm/dd"D5"
h:mm AM/PM"D7"
h:mm:ss AM/PM"D6"
h:mm"D9"
h:mm:ss"D8"
セルが負数に対応する色で書式設定されている場合、文字列定数の末尾に "-" が付く
正数またはすべての値をかっこで囲む書式がセルに設定されている場合、結果の文字列定数の末尾に "()" が付く

特記事項
検査の種類引数が "format" であるときに、参照先のセルに後で別の表示形式を適用した場合、ワークシートを再計算して、CELL 関数の計算結果を更新する必要がある。

使用例
参考:Excel2010 関数リファレンス

I.M.L.,ltd

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