書式
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OCT2BIN(数値, [桁数])
DEC2BIN(数値, [桁数])
HEX2BIN(数値, [桁数])
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概要
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8 進数 ( OCT : OCTal )、10 進数 ( DEC : DECimal ) 、16 進数 ( HEX : HEXa-decimal )を 2 進数 ( BIN : BINary )、に変換する関数。
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引数
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数値 | 必須。変換対象を指定。
セル参照による指定は可能。 |
[桁数] | 省略可能。変換後に表示する桁数を指定。
10 以下であれば指定可能。 |
戻り値は負の数の表示を考慮して 10 文字を上限としており、これを超える値は指定できない。
表示の最大値に関する詳細はDecimal変換系関数の参考欄を参照のこと。
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補足/解説 |
1. | 引数の指定誤りにより #NUM! エラーが返る契機は、以下の通り。
① 数値が、8進数/10進数/16進数に該当しない値の場合。
② 戻り値の表示限界を超えた場合。
OCTAL | : 7777777000 ~ 777 の範囲外 |
DECIMAL | : - 512 ~ 511 の範囲外 |
HEXA-DECIMAL | : FFFFFFFE00 ~ 1FF の範囲外 |
③ 計算結果が、桁数よりも大きな桁を要する場合。
④ 桁数に 0 以下、または 11 以上の数値が指定された場合。
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2. | 引数の指定誤りにより #VALUE! エラーが返る契機は、以下の通り。
① 桁数に数値以外の値を指定した場合。
② 桁数にゼロまたは負の数を指定した場合。
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3. | 桁数が正確に指定されていても、数値が負の数であれば、符号を表現する必要があるため、一律 10 桁の 2 進数が返される。
整数以外の値を指定した場合、小数点以下は切り捨てられる。 |
4. | HEX変換の場合、数値をダブルクォーテーション(")で囲った方が確実。
例えば、10進数の "161" に変換するつもりで「=HEX2DEC(A1)」と記載した場合、関数はセル参照を指定されたものと誤動作する。 |
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特記事項 |
Excel 2003 以前のバージョンで使用するには「分析ツール」アドインが必要です。
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使用例
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参考:Excel2010 関数リファレンス OCT2BIN/DEC2BIN/HEX2BIN |
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