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2010/07/02

#285 INTRATE


書式
INTRATE(受渡日, 満期日, 投資額, 償還価額, [基準])

概要
全額投資された証券に対して、満期日に支払われる金額を返す関数。

引数
受渡日必須。証券の受渡日を指定。
受渡日とは、発行日以降に証券が買い手に引き渡される日付を指す。
満期日必須。証券の満期日を指定。
満期日とは、証券の支払期日を指す。
投資額必須。証券への投資額を指定。
償還価額必須。満期日における証券の償還額を指定。
基準省略可能。計算に使用する基準日数を示す数値を指定。
以下の通り。
基準
基準日数 (月/年)
0 または省略
30 日/360 日 (NASD 方式)
1
実際の日数/実際の日数(365日か366日)
2
実際の日数/360 日
3
実際の日数/365 日
4
30 日/360 日 (ヨーロッパ方式)

補足/解説
1. 日付は、DATE 関数を使って入力することを推奨する。
文字列で指定しても必ずエラーが発生する訳ではないが、不測の事態を避ける意味では、DATE関数を利用しないまでも、他の数式または他の関数の結果を指定のこと。
2. 受渡日と満期日をより具体的に説明すれば、例えば、2008 年 1 月 1 日に発行された 30 年債券を、発行日の 6 か月後に購入した場合
 ● 発行日: 2008 年 1 月 1 日
 ● 受渡日: 2008 年 7 月 1 日
 ● 満期日: 2038 年 1 月 1 日 という関係になる。
3. 受渡日 、満期日、基準に整数以外の値を指定すると、小数点以下が切り捨てられる。
4. 受渡日 または満期日に無効な日付を指定すると、エラー値 #VALUE! が返される。
5. 投資額 ≦ 0 または割引率 ≦ 0 である場合、エラー値 #NUM! が返される。
6. 基準 < 0 または基準 > 4 である場合、エラー値 #NUM! が返される。
7. 受渡日 ≧ 満期日である場合、エラー値 #NUM! が返される。
8. 本関数は、次の数式で表される。
 ● B = 利息計算の基礎となる 1 年の日数
 ● DIM = 発行日から満期日までの日数

特記事項
Excel 2003 以前のバージョンで使用するには「分析ツール」アドインが必要です。

使用例
参考:Excel2010 関数リファレンス

I.M.L.,ltd

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