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2010/07/13

#086 STDEVP


書式

STDEVP(数値 1,[数値 2],...])

概要

引数を母集団全体であると見なして、母集団の標準偏差を返します。
標準偏差とは、統計的な対象となる値が、その平均値からどれだけ広い範囲に分布しているかを計量したものです。

引数

数値 1必ず指定します。母集団の標本に対応する最初の数値引数を指定します。
数値 2,...省略可能です。母集団の標本に対応する数値引数を、数値 2 ~ 255 に指定できます。引数をコンマ (,) で区切って指定する代わりに、配列または配列への参照を指定することもできます。

補足/解説
1. STDEVP 関数は、引数を母集団全体であると見なします。指定する数値が母集団の標本である場合は、STDEV 関数を使って計算します。
2. 標本数が非常に多い場合、STDEV 関数STDEVP 関数の戻り値は、ほぼ同じ値になります。
3. 標準偏差は、n 法を使って計算します。
4. 引数には、数値、数値配列、または数値を含む範囲を参照する名前かセル参照を指定します。
5. 引数として指定した論理値、および、数値を表す文字列が計算の対象となります。
6. 引数が配列またはセル範囲である場合、その中に含まれる数値だけが計算の対象となります。空白セル、論理値、文字列、またはエラー値はすべて無視されます。
7. エラー値または数値に変換できない文字列を引数に指定すると、エラーになります。
8. セル参照に計算の一部として論理値や数値を表す文字列を含める場合は、STDEVPA 関数を使用します。
9. STDEVP 関数は次の数式を使って標準偏差を計算します。

ここで、x は標本平均 AVERAGE(数値 1,数値 2,...)、n は標本数です。

特記事項
本関数は Excel 2010 では、「互換性」関数として搭載されています。
Excel 2010 では、より機能が充実した形で、「STDEV.P 関数」が提供されています。

使用例
参考:Excel2010 関数リファレンス

I.M.L.,ltd

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