書式 |
MID(文字列, 開始位置, 文字数)
MIDB(文字列, 開始バイト位置, バイト数)
|
概要 |
MID 関数は、文字列の任意の位置から指定された文字数の文字を返し、MIDB 関数は、文字列の任意の位置から指定されたバイト数の文字を返す。
|
引数 |
文字列 | 必須。切り出す文字を含む文字列を指定。 |
開始(バイト)位置 | 必須。切り出す文字の先頭文字の位置を指定。MID 関数は文字数、MIDB 関数はバイト数での指定となる。 |
文字数/
バイト数 | 必須。MID 関数の場合は、切り出す文字数を、MIDB 関数の場合は、切り出す文字のバイト数を指定。 |
|
補足/解説 |
1. | 開始位置 が文字列の文字数より大きい場合、空白文字列 ("") が返る。 |
2. | 開始位置 が文字列の文字数より小さく、開始位置と文字数 (バイト数) の和が文字列の文字数 (バイト数) を超える場合、開始位置から文字列の最後までの文字が返る。 |
3. | 開始位置 が 1 より小さい場合、エラー値 #VALUE! が返る。 |
4. | 文字数/バイト数に負の数を指定すると、エラー値 #VALUE! が返る。 |
5. | MID / MIDB の違いについて、関数リファレンスによれば「 MID 関数は、SBCS を使う言語での使用を意図したもので、MIDB 関数は、DBCS を使う言語での使用を意図したもの」との記載があるが、DBCS に属する日本語環境では「 MIDB 関数を利用すべき!?」という話ではない。
この説明は「開発者目線で」文字セットの違いに起因して文字数の考え方を 2 パターン用意する必要が生じたことを説明したに過ぎず、どちらの関数を利用するか?は、関数の「利用者側の」使用目的による判断でしかない。 |
6. | 文字セットの違いと考え方については、以下のページを参照のこと。
⇒ SBCS / DBCS |
|
特記事項 |
|
使用例
| |
参考:Excel2010 関数リファレンス |
0 件のコメント:
コメントを投稿