関数(サイト内)検索

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2010/08/15

関数名に対応した概要を表示する

Topics 001 Functions VLOOKUP
IFERROR
FILE   


 これまで Excel を使用してきた中で、自身の経験で最も多用した関数は検索系の関数だった。

 今回の例は、与えられた文字列をマスタから検索し、その隣の情報を表示する典型的な「表引き」手法の紹介である。
 ヘッダに記した通り VLOOKUP 関数を利用する。

 VLOOKUP 関数は「=VLOOKUP(検索値,検索値を探す表,列番号,検索方法)」と指定するが、構文のポイントは、
① 検索値を探す「列」が指定した表の「一番左」であること。
② 列番号は、検索対象の列を 1 として、取得したい情報が何番目の列か?を指定する。
  すぐ右隣の情報を取得する場合は 2 を指定する。
③ 検索方法は、一致するデータがない場合をエラーとするか否かの指定である。
  エラーとするのであれば、0/FALSE を指定する。
  ( 1/TRUE 指定時は検索値より小さい近似値が返る。)
である。

 今回の例では、完全一致の検索を指定した上で、エラーが返る場合は、別の文字列が表示されるように関数を組み合わせた。

2010/08/14

自戒!?

Topics xxx Functions xxxxxxxx FILE   
 本ブログを立ち上げた目的は、ブログヘッダの「Excel 覚書」のコンテンツの一環として、関数の利用法に特化したトピックスを紹介しようと考えたことにあります。

 個々の関数の用途については、リファレンスで理解可能との認識があったので、自身の経験として得た「効率良く利用するためのアイディア」を、自身のためにも整理したいと考えたのが始まりです。

 先月までのコンテンツは、この用法を説明するために必要なツールだった次第です。
 ...見積もりが甘く、当初予定より相当時間を要しましたが...。

 ともあれ、だらだらブログを書き始めてしまうと、目的の一部の「整理」が滞るので、掲載には一定のルールを作ろうと考えました。本コンテンツのヘッダ部分がそれに当たります。

1.必ず「連番」を振る ( Topics xxx )
2.個別関数の機能説明へのリンクを設ける ( Functions )
3.使用例をリンクする ( FILE )

個別関数仕様については、未完成の部分もありますが、確実に個々の使用例は用意しました。
作成途中のコンテンツについては、本編記載と同時並行でメンテナンスを...と考えています。

少々見難いですが、掲載したイメージの中に各フィールドに関する説明書きも加えました。
本文内容と関係ありませんが、使用例リンクも生きています。参考になさってください。

2010/08/12

MODE.SNGL


書式
MODE.SNGL(数値 1,[数値 2],...])

概要
配列またはセル範囲として指定されたデータの中で、最も頻繁に出現する値 (最頻値) を返す関数。

引数
数値 1,
数値 2,...
数値 1 は必須、以降省略可能。計算対象となる数値を指定。
最大 254 個まで指定可能。半角のカンマ (,) で区切って数値を指定する代わりに、単一配列や、配列への参照を指定可能。

補足/解説
1. 引数には、数値、数値配列、または数値を含む範囲を参照する名前かセル参照が指定可能。
2. 引数として指定した配列またはセル範囲に、文字列、論理値、または空白セルが含まれている場合、これらは無視される。
ただし、数値として 0 (ゼロ) を含むセルは計算の対象となる。
3. エラー値または数値に変換できない文字列を引数に指定すると、エラーになる。
4. 対象となるデータに重複する値が含まれていない場合、エラー値 #N/A が返される。

特記事項
本関数は、Excel 2010 より、新規追加された。

Excel 2007 以前のバージョンを利用中の場合は「MODE 関数」を使用のこと。

使用例
参考:Excel2010 関数リファレンス

I.M.L.,ltd

2010/08/01

NETWORKDAYS.INTL


書式

NETWORKDAYS.INTL(開始日, 終了日, [週末], [休日])

概要

週末の曜日とその日数を示すパラメーターを使用して、2 つの日付の間の稼働日数を返す関数。
週末および休日として指定された日は稼働日と見なされない。

引数

開始日
終了日
必須。日数を計算する 2 つの日付を指定。
週末省略可能。開始日と終了日の間の稼働日数に含めない、週末の曜日を指定。
指定方法は、週末番号または文字列の2パターン。
以下の通り。
週末番号による指定
週末番号週末の曜日
1 または省略土曜日、日曜日
2日曜日、月曜日
3月曜日、火曜日
4火曜日、水曜日
5水曜日、木曜日
6木曜日、金曜日
7金曜日、土曜日
11日曜日のみ
12月曜日のみ
13火曜日のみ
14水曜日のみ
15木曜日のみ
16金曜日のみ
17土曜日のみ
文字列による指定
週末文字列値は、0=稼働日、1=非稼働日として 7 文字で月曜からの 1 週間を表現。
例えば、"0000011" は、土日を非稼働日として指定した形となり、省略時と同じ指定となる。
("1111111" と指定した場合、稼働日がない状態となるため、常に 0 が返される。)
祭日省略可能。国民の祝日や夏期休暇など、稼動日数の計算から除外する日を表す日付を指定。
日付を含む一連のセルか、日付を示すシリアル値の配列定数の指定が可能。

補足/解説
1. 開始日/終了日とも明示的にシリアル値を指定することが望ましいので、DATE 関数の戻り値を利用することを推奨する。
2. 開始日が終了日より後の場合、稼働日数と同じ大きさの負の値が返される。
3. 開始日が現在の日付基準値の範囲外の場合、エラー値 #NUM! が返される。
4. 終了日が現在の日付基準値の範囲外の場合、エラー値 #NUM! が返される。
5. 週末文字列が無効な長さの場合、または無効な文字が含まれている場合、エラー値 #VALUE! が返される。

特記事項
本関数は、Excel 2010 より、新規追加された。

使用例
参考:Excel2010 関数リファレンス

I.M.L.,ltd

WORKDAY.INTL


書式

WORKDAY.INTL(開始日, 日数, [週末], [祝日])

概要

ユーザー設定の週末パラメーターを使用して、開始日から起算して指定した稼働日数だけ前または後の日付のシリアル値を返す関数。
週末パラメーターは、週末がどの曜日で、何日間あるかを示す。週末および休日として指定した日はすべて、稼働日と見なされない。

引数

開始日必須。開始日を指定。
時刻を含むシリアル値も指定可能。この場合、小数点以下は切り捨てられる。
日数必須。開始日から起算する稼働日数を指定。
負の数を指定した場合、開始日よりも前の日付を返す。
整数以外も指定可能。ただし、小数点以下は切り捨てられる。
週末省略可能。開始日と終了日の間の稼働日数に含めない、週末の曜日を指定。
指定方法は、週末番号または文字列の2パターン。
以下の通り。
週末番号による指定
週末番号週末の曜日
1 または省略土曜日、日曜日
2日曜日、月曜日
3月曜日、火曜日
4火曜日、水曜日
5水曜日、木曜日
6木曜日、金曜日
7金曜日、土曜日
11日曜日のみ
12月曜日のみ
13火曜日のみ
14水曜日のみ
15木曜日のみ
16金曜日のみ
17土曜日のみ
文字列による指定
週末文字列値は、0=稼働日、1=非稼働日として 7 文字で月曜からの 1 週間を表現。
例えば、"0000011" は、土日を非稼働日として指定した形となり、省略時と同じ指定となる。
("1111111" と指定した場合、稼働日がない状態となるため、常に 0 が返される。)
祝日省略可能。国民の祝日や夏期休暇など、稼動日数の計算から除外する日を表す日付を指定。
日付を含む一連のセルか、日付を示すシリアル値の配列定数の指定が可能。

補足/解説
1. 開始日は明示的にシリアル値を指定することが望ましいので、DATE 関数の戻り値を利用することを推奨する。
2. 開始日が現在の日付基準値の範囲外である場合は、エラー値 #NUM! が返される。
3. 祝日に含まれる日付が現在の日付基準値の範囲外である場合は、エラー値 #NUM! が返される。
4. 開始日と日数のオフセットとの和が無効な日付である場合、エラー値 #NUM! が返される。
5. 週末文字列が無効な長さの場合、または無効な文字が含まれている場合、エラー値 #VALUE! が返される。

特記事項
本関数は、Excel 2010 より、新規追加された。

使用例
参考:Excel2010 関数リファレンス

I.M.L.,ltd

2010/07/31

#310 Binary変換系関数


書式

OCT2BIN(数値, [桁数])
DEC2BIN(数値, [桁数])
HEX2BIN(数値, [桁数])

概要

8 進数 ( OCT : OCTal )、10 進数 ( DEC : DECimal ) 、16 進数 ( HEX : HEXa-decimal )を 2 進数 ( BIN : BINary )、に変換する関数。

引数

数値必須。変換対象を指定。
セル参照による指定は可能。
[桁数]省略可能。変換後に表示する桁数を指定。
10 以下であれば指定可能。
戻り値は負の数の表示を考慮して 10 文字を上限としており、これを超える値は指定できない。
表示の最大値に関する詳細はDecimal変換系関数の参考欄を参照のこと。

補足/解説
1. 引数の指定誤りにより #NUM! エラーが返る契機は、以下の通り。
① 数値が、8進数/10進数/16進数に該当しない値の場合。
② 戻り値の表示限界を超えた場合。
OCTAL: 7777777000 ~ 777 の範囲外
DECIMAL: - 512 ~ 511 の範囲外
HEXA-DECIMAL: FFFFFFFE00 ~ 1FF の範囲外
③ 計算結果が、桁数よりも大きな桁を要する場合。
④ 桁数に 0 以下、または 11 以上の数値が指定された場合。
2. 引数の指定誤りにより #VALUE! エラーが返る契機は、以下の通り。
① 桁数に数値以外の値を指定した場合。
② 桁数にゼロまたは負の数を指定した場合。
3. 桁数が正確に指定されていても、数値が負の数であれば、符号を表現する必要があるため、一律 10 桁の 2 進数が返される。
整数以外の値を指定した場合、小数点以下は切り捨てられる。
4. HEX変換の場合、数値をダブルクォーテーション(")で囲った方が確実。
例えば、10進数の "161" に変換するつもりで「=HEX2DEC(A1)」と記載した場合、関数はセル参照を指定されたものと誤動作する。

特記事項
Excel 2003 以前のバージョンで使用するには「分析ツール」アドインが必要です。

使用例
参考:Excel2010 関数リファレンス OCT2BIN/DEC2BIN/HEX2BIN 


I.M.L.,ltd

#313 Octal変換系関数


書式

BIN2OCT(数値, [桁数])
DEC2OCT(数値, [桁数])
HEX2OCT(数値, [桁数])

概要

2 進数 ( BIN : BINary )、10 進数 ( DEC : DECimal ) 、16 進数 ( HEX : HEXa-decimal )を 8 進数 ( OCT : OCTal )、に変換する関数。

引数

数値必須。変換対象を指定。
セル参照による指定は可能。
[桁数]省略可能。変換後に表示する桁数を指定。
10 以下であれば指定可能。
戻り値は負の数の表示を考慮して 10 文字を上限としており、これを超える値は指定できない。
表示の最大値に関する詳細はDecimal変換系関数の参考欄を参照のこと。

補足/解説
1. 引数の指定誤りにより #NUM! エラーが返る契機は、以下の通り。
① 数値が、2進数/10進数/16進数に該当しない値の場合。
② 戻り値の表示限界を超えた場合。
BINARY: 10 文字以上指定
DECIMAL: - 536,870,912 ~ 536,870,911 の範囲外
HEXA-DECIMAL: FFDFFFFFFF ~ 0020000000 の範囲外
③ 計算結果が、桁数よりも大きな桁を要する場合。
④ 桁数に 0 以下、または 11 以上の数値が指定された場合。
2. 引数の指定誤りにより #VALUE! エラーが返る契機は、以下の通り。
① 桁数に数値以外の値を指定した場合。
② 桁数にゼロまたは負の数を指定した場合。
3. 桁数が正確に指定されていても、数値が負の数であれば、符号を表現する必要があるため、一律 10 桁の 8 進数が返される。
整数以外の値を指定した場合、小数点以下は切り捨てられる。
4. HEX変換の場合、数値をダブルクォーテーション(")で囲った方が確実。
例えば、10進数の "161" に変換するつもりで「=HEX2DEC(A1)」と記載した場合、関数はセル参照を指定されたものと誤動作する。

特記事項
Excel 2003 以前のバージョンで使用するには「分析ツール」アドインが必要です。

使用例
参考:Excel2010 関数リファレンス BIN2OCT/DEC2OCT/HEX2OCT 


I.M.L.,ltd

#316 Decimal変換系関数


書式

BIN2DEC(数値)
OCT2DEC(数値)
HEX2DEC(数値)

概要

2 進数 ( BIN : BINary )、8 進数 ( OCT : OCTal )、16 進数 ( HEX : HEXa-decimal ) を、10 進数 ( DEC : DECimal ) に変換する関数。

引数

数値必須。変換対象を 10 文字以内で指定。

文字数制限を設けるのは、2 の補数を使って負の数を表現するための対応。
従って、最左ビットは符号を表し、それぞれ 10 / 30 / 40 ビットで数値の大きさを表す。

セル参照による指定は可能。

補足/解説
1. 制限の 10 文字を超えたり、2 進数に 2,3,4... を利用したりした場合、エラー値 #NUM! が返る。
2. HEX変換の場合、数値をダブルクォーテーション(")で囲った方が確実。
例えば、10進数の "161" に変換するつもりで「=HEX2DEC(A1)」と記載した場合、関数はセル参照を指定されたものとして動作する。

※ 上記の例で、A1 セルに入力されている値によって、必ずしもエラーとならない点には注意が必要。 長めの文章でも入力されている分には、エラー値 #NUM! が返るが、空白セルであれば、0 と見なされるし、数値が制限範囲内に収まっていれば、正しく変換されてしまう。

特記事項
Excel 2003 以前のバージョンで使用するには「分析ツール」アドインが必要です。

使用例
参考:Excel2010 関数リファレンス BIN2DEC/OCT2DEC/HEX2DEC 
参考
Decimal変換以外の関数を利用する場合、負の数を表現するために最左ビットを符号として利用するため、文字数の制限が必要となる(制限しないと「最左ビット」が特定できず、結果負の数が表現できなくなるため)。
現時点(2010/07)で、この制限は、それぞれ 10 文字とされており、ALL BIT OFF (0) ~ ALL BIT ON (-1) を表現した場合、下表の通りとなる。

(画像Clickで拡大)  
それぞれ正の数であれば、2 の「表示可能最大ビット数」乗までの変換が可能である。


I.M.L.,ltd

#319 Hexa(D)変換系関数


書式

BIN2HEX(数値, [桁数])
OCT2HEX(数値, [桁数])
DEC2HEX(数値, [桁数])

概要

2 進数 ( BIN : BINary )、8 進数 ( OCT : OCTal )、10 進数 ( DEC : DECimal )を 16 進数 ( HEX : HEXa-decimal )、に変換する関数。

引数

数値必須。変換対象を指定。
セル参照による指定は可能。
[桁数]省略可能。変換後に表示する桁数を指定。
10 以下であれば指定可能。
戻り値は負の数の表示を考慮して 10 文字を上限としており、これを超える値は指定できない。
表示の最大値に関する詳細はDecimal変換系関数の参考欄を参照のこと。

補足/解説
1. 引数の指定誤りにより #NUM! エラーが返る契機は、以下の通り。
① 数値が、2 進数/8 進数/10 進数に該当しない値の場合。
② 2 進数/8 進数の場合、10 文字以上を指定した場合。
③ 10 進数の場合、-549,755,813,888 ~ 549,755,813,887 の範囲外を指定した場合。
④ 計算結果が、桁数よりも大きな桁を要する場合。
⑤ 桁数に 0 以下、または 11 以上の数値が指定された場合。
2. 引数の指定誤りにより #VALUE! エラーが返る契機は、以下の通り。
① 桁数に数値以外の値を指定した場合。
② 桁数にゼロまたは負の数を指定した場合。
3. 桁数が正確に指定されていても、数値が負の数であれば、符号を表現する必要があるため、一律 10 桁の 16 進数が返される。
整数以外の値を指定した場合、小数点以下は切り捨てられる。

特記事項
Excel 2003 以前のバージョンで使用するには「分析ツール」アドインが必要です。

使用例
参考:Excel2010 関数リファレンス BIN2OCT/DEC2OCT/HEX2OCT 


I.M.L.,ltd

#308 CONVERT


書式

CONVERT(数値, 変換前単位, 変換後単位)

概要

数値の単位を変換する関数。

引数


補足/解説
1. 機能概要その他編集中
2. 取り急ぎ、使用例を掲載

特記事項
Excel 2003 以前のバージョンで使用するには「分析ツール」アドインが必要です。

使用例
参考:Excel2010 関数リファレンス


I.M.L.,ltd